なんでもよくおぼえてる

人生はからっぽである

レッスン

今日も仕事が忙しい。定時に切れ味鋭くスパッと帰りたかったが、そううまくは行かず、結局40分ほど残業した。
急いで地下鉄の駅へ降り、ホームで昼休みに買っておいた、ドトールのバナナマフィンを食べ、温かい缶コーヒーを飲む。ドトールでは、黒豆のマフィンのファンだったのに、あれはもう出さないのだろうか。バナナはちょっと甘いな、と指についた生地を舐め取っていたら、電車がきた。
今月から、クラスを変更することにした。母の病院につきそったりして休みがかさみ、授業についていけなくなったので、もう一度同じレベルのクラスで、復習することにした。今度は今のところ女の子ばかりのクラスで、みんなおっとりした感じでガツガツしてないし、進度もそれほど早くはないようだ。文法のおさらいと、会話の練習を行う。わたしは遅れて行ったので、今期分の授業料も払っていない。
復習とはいえ、抜け落ちているというか、最初から頭に入っていない部分があまりに多い。決定的に勉強量が足りない。来週の授業までに、もう少し、問題をこなしてまとめておかなくては。この事に関して、わたしに達成目標は何もない。同じ勉強をしているみんなのように、仕事に必要とか、留学目標があるとか、そんなものは何もない。趣味でさえない。ただ、やりたいだけだ。関わっていたいだけだ。あの人と同じものを目にしていたいだけだ。
終了して、ヘトヘト。買い物してから、帰宅は21時くらい。野菜を刻んで、Tの帰りを待って、寄せ鍋にする。23時過ぎてからのご飯、よくないなあ。
『映画論講義』を拾い読みして、ストーリーではなく、映画の細部を見ることの愉しさと難しさについて考える。