なんでもよくおぼえてる

人生はからっぽである

さかさの月

10月27日。10月27日ってどんな日だ?
行き帰りとも徒歩。少し寒くなったので、大きめのストールをグルグルと首の周りに巻いていく。
仕事量がものすごい。詳しく書くとまずいので、「ものすごい」としか言えないが、とにかくものすごい。今の会社に勤めてから、世の中には本当に「ものごとを考えない奴」というのが多いことを知った。その「考えなさ」には、愕然とする。馬鹿や無知はまだ救われる部分があるが、考えないことは罪だ、とわたしは思う。考え続けろ、ああでもない、こうでもないと、ずっと、息絶えるまで。
ヘトヘトになって帰宅。疲れていても、冷蔵庫をのぞいて包丁を持てば、体が勝手に動き出す。家の中心は冷蔵庫だ、と潮田登久子さんが言っていたことを実感する。しかし、これはもう少し、後日の話になる。根菜をたくさん入れた豚汁をつくって、ご飯を炊いて、キムチとマグロの和え物でビール。
カエターノ・ヴェローゾ似の真弓がタイガースの監督になる。この日が必ず来ると思っていたわ、背番号7を外野席から見つめていた時から。監督としての手腕がどうか知らんけど、真弓なんだからいいのだ、何でも。